小規模でメールマーケティングをスタートする時に、どのツールを使えばよいか気になると思います。
予算がない場合は「無料プランでどこまでできるか」も気になるところです。
この記事では、「HubSpot・Brevo・MailerLite」の3つの無料プランを、2026年7月時点の仕様で比較した結果を紹介します。
「HubSpot・Brevo・MailerLite」の3つの無料プラン
本格的なCRMを無料で使えるのが大きな特徴です。連絡先1,000件・月2,000通までメールを配信でき、顧客情報や商談管理とメールマーケティングを1つのツールで管理したい場合に向いています。
ただし、無料プランではAIツールと連携してメールの作成から送信までを一気に行う使い方には向いていません。
1日300通、月換算で約9,000通まで無料で配信でき、最大10万件の連絡先を保存できます。3サービスの中では無料で配信できるメール数が最も多く、自動化にも対応しています。
APIや公式MCPを使ったAI連携にも対応しており、メールの作成から送信までを効率化したい場合にも向いています。
無料プランでは、登録者250人・月2,500通までメールを配信できます。フォームやランディングページ、Webサイト作成、自動化など、メール配信に必要な機能をまとめて試せるのが特徴です。
登録者数の上限は少ないため、リストを大きく増やしたい場合にはやや手狭ですが、小規模なニュースレターやメールマーケティングをシンプルに始めたい場合に向いています。
3社の無料プラン比較表
「HubSpot」、「Brevo」、「MailerLite」の無料プランを比較した表です。
| 項目 | HubSpot(無料) | Brevo(無料) | MailerLite(無料) |
|---|---|---|---|
| 連絡先の保存上限 | 1,000件 | 10万件 | 250アクティブ購読者 |
| 月間メール配信数 | 2,000通/月 | 300通/日 | 2,500通/月 |
| ユーザー数 | 2名 | 1名 | 2名 |
| 自動化(ステップメール) | △ 無料は単発の自動返信のみ。本格的な複数ステップ配信は上位プラン | ○ 無料で利用可。自動化対象は2,000連絡先まで | ○ 無料で利用可。自動化3件まで |
| API・AI連携 | △ CRMデータ連携中心。メール送信APIは無料不可 | ○ API・公式MCP対応 | △ API・公式MCPは制限付き。メール送信は有料プラン |
| CRM機能 | あり | あり(簡易版) | なし |
| 自社ブランド表示の削除 | 不可(有料プランで解除) | 不可(Starterでは追加オプション) | 不可(有料プランで解除) |
| 最安有料プラン | 2,400円/月(新規向け50%割引あり) | 1,140円/月 | 12ドル/月 |
| こんな人向け | 営業とマーケを1つのツールで管理したい人 | とにかく配信数を稼ぎたい個人・小規模事業者 | シンプルなニュースレターを小さく始めたい人 |
出典:各社公式ヘルプセンター・料金ページ(2026年7月時点)。プラン内容は変更されることがあるため、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。
HubSpotの無料プランでできること
HubSpotの無料プランの最大の魅力は、メール配信だけでなくCRM・案件管理・チャット・フォームまで一体で使える点です。
マーケティング用に送れるメールも月2,000通までなので、週1回のメルマガを500人に送るだけでも1か月で上限に達してしまう計算です。
無料プランでは、フォーム送信後のフォローアップメールなど、限定的な自動化が利用できます。
複数のメールを段階的に配信したり、条件分岐を組み合わせたりする本格的なステップメール・ワークフローを利用する場合は、上位プランが必要です。
また、すべてのメールやフォームにHubSpotのロゴが表示されるため、見た目を気にする場合は有料プランが必要です。
HubSpotのAI連携について
HubSpotでは、APIや公式MCPが提供されています。
公式MCPは主にCRMデータとの連携に向いており、顧客情報や商談情報などをAIから参照・操作できます。
また、マーケティングメール関連のAPIも提供されていますが、メール送信APIには上位プランが必要です。
そのため無料プランでは、BrevoのようにAIツールからメールキャンペーンの作成・送信までを一気に行う使い方には向いていません。
AIで文面を作成し、HubSpot上でメールを仕上げて送信する使い方が基本になります。
Brevoの無料プランでできること
Brevo(旧Sendinblue)は「連絡先数ではなく配信数」で課金する仕組みが特徴で、無料プランでも最大10万件の連絡先を保存できます。
配信数は1日300通(未使用分は翌日に繰り越されません)で、月換算するとおよそ9,000通です。
3社の中では最も配信量に余裕があり、大きめのリストを抱えつつ配信頻度を抑えたい事業者に向いています。
ドラッグ&ドロップのメールエディタや条件分岐を含む自動化ワークフローも無料で使えます。
ただし、無料プランでは自動化の対象にできる連絡先数に2,000件までの制限があります。
A/Bテストやランディングページ、複数ユーザーでの利用は有料プランが必要です。
送信メールには「Sent with Brevo」の表示が入り、削除には追加のアドオン契約が必要になります。
BrevoのAI連携について
Brevoでは、APIや公式MCPが利用できます。
Claude Codeを使ってメールの作成から送信までが可能です。
MailerLiteの無料プランでできること
MailerLiteはシンプルな操作性で定評があり、無料プランでは250人・月2,500通まで利用できます。
これまで有料機能だったカスタムHTMLエディタやテンプレート、ポップアップフォームが無料で使えます。
ユーザー数は2名に増え、自動化3件・フォーム3件・ランディングページ1件・ウェブサイト1件という新しい上限が設定されました(2026年8月13日からすべての無料アカウントに適用される予定)。
小規模なリストでシンプルなニュースレターを試したい人に向いています。
MailerLiteのAI連携について
MailerLiteでは、APIや公式MCPが提供されています。
ただし、無料プランではAPI・MCPの利用に制限があり、APIやMCPを使ったメール送信には対応していません。
AIツールと連携してメール作成から送信までを行いたい場合は、有料プランへのアップグレードが必要です。
初回利用時は上位プランのお試し期間(14日間)があるため送信できます。
参考URL:Can I send emails through the API or MCP server on the Free plan?
無料プランで選ぶならどれ?
無料プランの場合、HubSpot、Brevo、MailerLiteのどれを選ぶとよいかを紹介します。
営業パイプラインも同時に管理したい小規模チーム
→ HubSpot
CRM・営業管理を一体運用
連絡先を多く保存し、少人数ずつ継続配信したい
→ Brevo
配信数・自動化・AI連携
操作が簡単なニュースレターを小さく試したい
→ MailerLite
小規模でシンプルに開始
AI連携でメール作成や送信を行いたいのであれば、「Brevo」が便利です。
自動化(ステップメール)を行いたい場合は「Brevo・MailerLite」が使いやすいです。
メール配信だけでなく、CRMや商談管理などの営業活動まで一元管理したい場合は「HubSpot」が向いています。
よくある質問(FAQ)
まとめ
現時点(2026年7月時点)では無料でメールマーケティングを始めるなら、配信数や自動化、AI連携に強い「Brevo」が使いやすいです。
MailerLiteは、フォームやランディングページなどの機能も充実していますが、無料プランは登録者250人までなので、小規模な運用に向いています。
HubSpotはAIによるメール作成・送信の自動化には向きませんが、CRMや商談管理まで含めて顧客情報を一元管理したい場合に便利です。
配信数とAI連携ならBrevo、シンプルに始めるならMailerLite、CRMまで活用するならHubSpotになります。

